働き方は社会背景に合わせて変化していく

昭和、平成、令和と移り変わる中で、働き方や意識も変化してきました。
昭和の時代は
戦争も含め、破壊と創成、大量生産、対象消費を主とした
資源消費型の経済構造と、復興が大きな原動力でした。

平成の時代は
氷河期世代、ゆとり世代の言葉にあるように、働く場を探すのが困難で
詰め込み教育を見直して、新しい社会構造や教育を試しているうちに
世界から置いていかれていく状況でした。

令和の時代は
コロナの影響もあり、社会構造や働き方が大きく変化してきました。
今までのような、評価体制や勤務状況から、ジョブ型雇用や有休の使用
残業時間も少なくして、いかに生産性を向上させるかを中心に企業の
体制が変わってきています。


2022年に厚生労働省が発表した、労働者意識調査の中に
「人生100年時代に求められる能力」という項目があります。

その中で、大きく数字を伸ばしているのが、「柔軟な発想で新しい考えを生み出すことの
できる能力」が、自らの役割を果たす能力、経験をもとに着実に仕事を行う能力を
超える数値が示されています。
1番に求められる「自ら考え、行動することのできる能力」と合わせて考えると
以前は、「与えらえた仕事を着実にこなし、経験を積んで、自ら考えて仕事できる人」
だったものが、「柔軟に物事をとらえ、常に新しい何かを生み出せるよう、自ら考え
行動できる人」に変化していることが、分かると思います。
この変化の要因は、コロナを代表とした不足の事態に対して自ら考え、判断する必要性が
増してきていることが見えてきます。
VUCAの時代と言われる予測困難な時代に求められる人物像や、企業の考え方を
お伝えしていこうと思います。

先ほどの労働意識調査の中で、企業の人材戦力という項目があります。
少子高齢化に伴い、育成を重視する会社が増えてきています。
そして、能力・成果に応じて登用を進め、年功賃金割合を小さくする。
教育訓練・能力開発を進める。
業務の効率化を進める。
の割合が高くなっています。
このことから、新規採用、中途採用含め、人材強化(育成)を進め
成果や能力に応じた給与体系に変えていく。
企業が増えていることが分かります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました